債務整理の森

債務整理を依頼する際の弁護士の選び方と、それぞれの弁護士の口コミや評判を検証し解説します。

事業に失敗して自己破産

 

自己破産は、私に意欲的な再スタートを切らせてくれました。

実際に、板垣法律事務所を利用して自己破産による債務整理を行った井出さん(仮名)にその体験談を聞いてきました。 債務整理の先輩からアドバイスもありますので、参考にしてみてください。

債務整理をした時の借金状況

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脱サラし独立したが・・・

私は20代の頃から小売業で独立したいと考えていました。現場ではとにかく業績を上げる事だけに注力し、結果も出してきました。仕事のレベルを高める努力と共に開業資金の貯金も平行して行っていましたが、その管理は家内がやってくれていました。

可能な限り貯金のスピードを加速させたくて昼間の本業の他、夕方から深夜までアルバイトを併用しました。そして開業資金として予定していた金額に到達、とうとう独立開業が叶う日が来ました。

脱サラし、念願の自分の店を手に入れたのが私がちょうど30歳の時の事です。事業を開始してどのような業績だったかというと、それは惨敗とも言って良い状況で、初月の売上げは見込みの半分以下でした。

それでも予算を下方修正しながら半年ほど経過した頃に、ようやく見込みの水準に達することができ、次は事業拡大に向けてがんばろうとコツコツ働いていると、またもや予期せぬ出来事が起こります。西日本を中心にチェーン展開を行っている大手が私の商圏に大型店を進出してきたのです。

やがて資金がショート

みるみる売上げは下がり、資金ショートはもちろんのこと生活費すら捻出が難しくなってきていました。

この時、素直に撤退するか抵抗するにしても国金(現在の日本政策金融公庫)に融資の申し込みをしていれば良かったのですが、とにかく貯金することしか頭に無かった私には、資金繰りのノウハウが全くなかったのです。そして安易に消費者金融やクレジットカードのキャッシング枠の利用を始めます。

合計800万の借金

今思えば早期に撤退すれば良かったのですが、やっと作った自分の店を守りたい一心で借金に借金を重ね、開業から8年が経過した頃には私自身が400万弱の借金+取引先の債務(こちらはおおよそ100万強)と、家内名義で300万の借金が出来上がっていました。

借りては返す自転車操業でなんとか首の皮は繋いでいましたが、総量規制の導入でこれまで使えていたキャッシング用のカードが軒並み返済専用になり、さらに追い込まれ、それでもまだ踏ん張っていましたが長くは続かず、債務整理して店舗を閉鎖することを決めました。遅すぎた決断でした。

 

弁護士の選び方と、決めた理由

無料相談窓口へ

債務整理を決断した私はどのように事を運べば分からなかったのですが、知人の紹介で法務局で定期的に開かれる相談窓口(正式名称は失念してしまいました)に相談しに行きました。

法務局の方からは具体的にどのようにしたら良いというアドバイスはありませんでしたが、私のようなケースで相談しに来た方を案内した実績の多い弁護士事務所を紹介していただきました。

閉店業務と債務整理を同時進行

この時、まだ店を営業していましたが閉店作業をしながら弁護士事務所に通う形で、閉店業務と債務整理を同時に行っていました。借金のしかたについてはムチャクチャでしたが、1社たりとも返済に遅れた事は無く、弁護士事務所の扉に手をかける寸前まで支払いは行っていました。

特に家内に督促の電話などがかかっては可哀想だと思い、取引先には頭をさげながら家内名義の借金を優先して支払うという状況でした。

板垣法律事務所へ

紹介していただいたのは板垣法律事務所という所で、法務局経由で相談の予約を入れて貰いました。当日は債務の状況が分かる書類などを出来るだけ用意して持参しました。

私としては可能であれば自宅で通信販売を中心にした業態に変更し、任意整理で解決できないかと淡い期待を持っていましたが、弁護士の方には自己破産を勧められ、結論としては夫婦二人とも自己破産する形で依頼することになりました。

頼れる空気の敏腕弁護士

弁護士の方は分かり易い言葉で説明や案内を行ってくれますし、かなり忙しそうな様子に見えましたが(打ち合わせの最中に絶えず電話が鳴る)凄く丁寧に対応してくれていると感じましたし、なによりキレッキレの手腕の持ち主なのだろうという何かを感じる方でした。少々抽象的で申し訳ないですが、話をしているとなんとも表現しがたい「頼れる空気」が有るのです。

法務局から紹介された弁護士事務所ということでしたが、私は何の不安もなくここにお世話になろうと決めました。

 

実際に行った債務整理の方法とその後

弁護士事務所に正式に自己破産を依頼したわけですが、ネットで前もって調べて置いた事があります。それは弁護士費用については法テラスを利用することで分割払いで対応して貰えるということでした。弁護士の先生にはその事を伝え、法テラスを利用するための書類なども用意していただきました。

債権者の一覧と毎月の収支を提出

手続き開始に際して債権者の一覧はもちろん、その金額などが分かる資料を提出後、店舗や現在の住まいの契約書や家賃が分かるもの。所有している自動車の車検証や、生命保険の証書などを提出しました。

対重債務の経緯などを記入

弁護士事務所からは自己破産手続きに必要な書類を渡され、「これに記入してきて下さい」と7〜8ページ程度だったと記憶していますが、多重債務に至った経緯や、最近のお金の取り扱いなどについての回答項目が並んだ物を渡されました。

後で分かった事ですが、これは事務所が作成する書類の下書きだったようで、提出用の清書は弁護士事務所が行ってくれていました。

債権者からの電話がストップ

この頃、すでに閉店作業を進めており、まだ債務整理を弁護士事務所に依頼したことを知らない債権者から電話がかかってくることもありましたが、電話でその旨を伝えると丁寧に対応いただき、弁護士事務所に確認すると言ってそれ以来電話がかかることはありませんでした。迷惑を掛けるのはこちらなのに最後まで丁寧に対応していただいて申し訳ない気持ちになったのを今でも覚えています。

弁護士に依頼してから裁判が行われるまでにおおよそ2〜3ヶ月、それから免責許可が下りるまでにさらに2〜3ヶ月かかったと思います。その間、弁護士事務所に足を運んだのは5回に満たない回数でした。

実際に免責が下り、法的に債務の支払い義務がなくなるまではそれなりに時間がかっていますが、実質的には弁護士に依頼した段階で全てから解放された状態を実感しました。

変わりない生活

自己破産という形をとりましたが、住居を含め自動車(精算が済んでおり、初年度登録から数年が経過していたため、処分対象にはならなかった)も生命保険も、なにもかもがそのまま、なんら変わり無い生活を続けています。自分から言わなければ他人には自己破産した事は全くわからない状況です。

概ね8年間を無駄にした気持ちにもなりましたが、借金から解放された安堵感と、私を信じて支えてくれた家内を最悪の形で裏切った申し訳なさで複雑な気持ちでした。

 

その弁護士に依頼して良かったか?

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今回お世話になった弁護士の先生にお世話になって本当に良かったと思います。自己破産を決断する前は不安と恐怖が入り交じり、正直初めて弁護士事務所に足を運ぶのは怖くて仕方有りませんでした。

しかし、先生の対応を見ているうちに「この方に全てお任せすればいいんだ」という気にさせていただきました。弱小ながら一人で経営をしていたため、誰かに頼ればいいという発想を長く持ち合わせていなかったため、なおさら心に染みました。

仮にもう一度、過去に戻り債務整理を依頼する先を他にも選択できるがどうするか?と言われたら即答で同じ弁護士の先生にお願いすると返答します。自身で調査選択した弁護士事務所ではありませんが、法務局から案内されたのも良い縁があったものと思っています。

お世話になった弁護士事務所ではさまざまな案件を取り扱っている様子で、度々お世話になる状況は歓迎しませんが、何かあったときにはまた先生にお願いしようと思える信頼度の非常に高い弁護士事務所でした。

 

これから債務整理をされる方にアドバイス

自身の店をたたみ、自己破産するということは閉店直前の私にとっては人生が終わるような事だと思っていました。しかし、そのようにしてでも撤退しないと私はもちろんのこと、巻き添えにしている家内が限界に達してしまうと思い決断しました。

途中割愛しましたが、本当に多くの方々に迷惑を掛けました。しかし誰も私を責めようとはしませんでした。滞納に滞納を繰り返した家賃についても仲介の不動産屋の担当者は親身になって相談にのっていただきましたし、敷金の返還額についても大家さんにできるだけ返還できるよう交渉してくれたりもしました。

閉店することを伝えた常連さんの方々は、最後の営業の日に沢山来店していただき、中には仕事を途中で抜け出して送ってくれた方もいらっしゃいました。

私の夢物語は多くの人に迷惑を掛け、家内に苦労させ大失敗という、予想しなかった形で幕を閉じましたが、多くのことを学んだと思います。

自己破産は再スタートでした

そして、「人生が終わる」と思っていた自己破産は、むしろ私に意欲的な再スタートをきらせてくれました。今となっては早く決断すべきだったと思いますし、自己破産した事で色んな事を前向きに考えられるようになりました。もうカレンダーをみながらどうやってやり過ごすか、なんて考えなくても良いのです。

債務整理はみんな気軽に決断できません。しかし、多重債務などに苦しんでいる人に国が用意したセーフティーネットがあるということは常に覚えておく必要があるということと、それは終わりの手続きではなく、再スタートの為の手続きであるという事を知って欲しいと思います。

管理人より一言アドバイス

自己破産をするという事を「人生の終わり」と捉えている方は非常に多いですが、真逆です。自己破産をして新たな人生のスタートが始まると思って、まずは無料相談から動いてみることをオススメします。

同じやり方でももがき苦しんでも借金問題は解決しません。法律の力でリセットできるのであれば、それを使わない手はありません。

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