債務整理の森

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ギャンブル依存症から助けてもらうには

 

自分でもギャンブルをやめたいのにやめられない、助けて!という方に色々な対策を紹介しています。また、どこに相談すれば良いのか?(医療機関、行政、自助グループ)という観点からも書いていますので、少し長いですが是非参考にしてみて下さい。

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ギャンブル依存者となる原因

パチンコ依存は弱いからなるのではない!

ギャンブル依存は「甘え」との認識が世間では少なくないようです。このため当事者の苦しみや辛さの声はかき消されてしまいます。ギャンブルは遊びであり娯楽です。このためギャンブル依存症は本人の自覚の問題、止められないのは本人の意思の弱さからというイメージができあがっていると考えられます。

弱いから依存症になる、ダメな人間だから賭博を止められない。だからいくら当事者が苦しい、助けてと声をあげても無視されるゆえんになっているようです。

まずは日本でギャンブル依存が病気だとする認識を広めていくことから始めなければならないのかもしれません。

国際保健機構、通称WHOでは病的賭博としてギャンブル依存は認識されています。

意思が弱いのでもなく、根性がない人だからギャンブルが止められないとする考えは時代錯誤です。科学的には疾患としての扱いをさています。これを受けて日本国内の精神科クリニックでもギャンブル依存症は治療対象になっています。

パチンコ依存症は誰でもなる可能性がある

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病院では受診対象として受け入れられているにも関わらず、世間の空気がまだ怠けのような捉え方をしているため、当事者が孤立をするという現実がみられます。会社においてギャンブル依存症の治療をしているとカミングアウトするものなら、恐らく同僚からは理解されるどころではなく、変人扱いされるのがオチといえるでしょう。

このため治療で入院、通院のため早退を申し出ると、思うような返事が望めないかもしれません。ただ、一説には500万人ものギャンブル依存者がいるとされ、もはやマイノリティーの存在とはいえないのではないでしょうか。

企業にとっても他人事として捉えるのではなく、社員の中に病的賭博者がいるのは当たり前という認識をもっていた方がよい時代といえます。いくら病院でギャンブル依存者を積極的に受け入れても、企業や世間が認識を変えられなければ依存者を救うことはできません。

ギャンブル依存から助け出すには認識を変える必要がある

SOSを見逃すな!病院での治療が必要との認識を

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このため当事者も苦しい胸のうちを語ることが少なく、ひとり悶々と依存症の症状と向き合う日々が続いているようです。当事者が率直に助けてといえるためには世間の誤解を解く必要があるのはいうまでもないでしょう。

当事者が苦しい胸のうちを発信しているケースもあります。自ら病院へ行こうとしている場合です。ギャンブル依存者は決して怠けているのではなく、本心では「ギャンブルを止めたい」と思っている人が多数派を占めています。

止めたいのに止められない。ここがまさに依存症の核心部分です。直ぐに止められるなら苦労はしませんし、助けも求めません。では家族がそのSOSを捉えた時、どのように対処したらよいのでしょうか。心の問題ではなく病気だとする認識をもてるかが最初に問われます。

ギャンブル依存というのは継続性を前提としています。止めたくても止められないとは継続するから問題であって、ギャンブルの頻度が下がればすべてよしとするのは微妙といえます。

本人もギャンブル依存から抜け出したい

コントロールを失い自己抑制が利かなくなる状態

悪循環になっているスパイラルを断ち切ることが克服の目安です。負のスパイラルが続けば様々な現象が起きます。嘘をつく、自傷行為、借金の拡大、そして犯罪に走ることもあります。

自覚症状としては自己嫌悪に陥ることで確認できます。明日は止める。また次の日も明日は止める。そして次の日も明日は止める。エンドレスで意思に反し賭博行為が止まりません。止めたい、断つ、といった正義感と反射的に体が反応する狭間でもがき苦しむ。この葛藤がさらに当事者を追い込んでいきます。

コントロールを失った飛行機のように惰性を繰り返し、最後には自殺にまで追い込まれることさえあります。そこまで行かなくても家庭崩壊はギャンブル依存者にとって身近な問題でしょう。意思と体のアンバランスとはとても厄介な現象です。

断絶を誓ってもパチンコ屋の前を通るだけであの臨場感が蘇ってきます。一種の禁断症状が現れるといってもいいかもしれません。

パチンコ依存は合併症が顕著にあらわれる?

この辛さは依存症からくるものなのか、それとも別の何かが作用しているものなのかは詳しく探る必要がありそうです。ギャンブル依存症にはその病と同時に合併症を併発することがよくあります。

具体的にいうと、

  • 統合失調症
  • うつ病
  • 双極性障害

などが併発します。こうなると当事者の負担さらに重くなります。統合失調症を患うと幻覚や妄想をみることがよくあります。

誰もいない場所で自分を馬鹿にする声が聞こえる、また神様のお告げではありませんが、どこからともなく指示・命令が出されるといった、通常では考えられない独自の世界観が広がります。

このような状態を陽性症状と呼びます。これに対し陰性症状があり、陽性反応に比べれば突拍子もない言動や行動はありませんが、ひきこもり等が発生し日常生活に支障をおよぼす特徴をもっています。治療は主に薬物療法がおこなわれますが、心理的な治療も盛んにおこなわれるようになっています。

統合失調症は偏見にさらされてきた

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統合失調症は昔、精神分裂病という誤解を受けそうな呼び方をされていた時期もありました。病名から危ない人のような捉えられ方をされ、患者は偏見にさらされることもしばしばありました。

病名の変更により幾分、誤解は解けたものの今でも一部で誤った見方をされているようです。統合失調症に罹患した芸能人がカミングアウトすることもあり、特別な病気ではないことが少しずつですが広がりをみせています。統合失調症と並んでギャンブル依存の合併症としてうつ病が有名です。

うつ病はよく聞かれる病気になってきました。うつ病が増えているということが盛んに報じられますが、その真相は定かではありません。というのも調査方法によりばらつきがあり、調査の信ぴょう性について懐疑的な見方も存在します。医師による診断技術の格差も目立つため、一定の法則をもってうつ病の診断確定が困難といえます。

このためうつ病患者の正確な実数は分からないものの、気分障害の患者数は着実に増えているとされます。

慢性化したうつ病はとても厄介な状態

うつ病は依存症の合併症としてもみられますが、他の精神疾患の合併症としても罹りやすい病気です。強迫性障害では少なくとも半数の患者がうつ病をもっているとされ、うつ病単体よりも合併症としてのうつ病は確実に多いといえるのかもしれません。

うつ病になると気分の落ち込みが現われ、無気力になる特徴があります。よって休職を余儀なくされることがあり経済的に困窮することが予想されます。うつ病はさらに身体に異常をきたすこともあります。

不眠もしくは過眠、食欲不振、頭痛や動悸などが現われ、かなりきつい症状がみられるようです。薬物療法で治りやすいとされるうつ病ですが、慢性化したタイプには精神療法的アプローチが有効な場合もあります。性格的なものも強く影響している病気ですが、早期に介入すれば十分回復を見込めることができるでしょう。

ただ、一人ひとり治療法が違いますので決定的な治療が確立されているわけではありません。

 

どこに相談するべきなのか

環境や症状に合わせうつ病の治療は行われますが、これは精神疾患全般にあてはまることです。心の病はその症状に苦しめられますが、ギャンブル依存症も合併症が重なればさらに地獄をみることになります。

ギャンブル依存そのものも重圧になりつつ、統合失調症やうつ病など特有の症状に悩まされSOSを発信することもありますので、すべてをギャンブルと関連づけるのは危険といえます。家族や友人など周囲の者が異変に気がつけばよいが、いちばん理想的なのは当事者が助けてほしいと素直に述べることです。

それができたら苦労はしないよ、との声が聞かれます。確かにギャンブル依存者が自ら助けることは稀と思われます。だからこそ発見が遅れ、深刻な状態になっていき、依存症状がとても長引くということになっていきます。では勇気を振り絞って助けを求めるにしてもどこに相談すればよいでしょうか。

ネット相談のアドバイスは面白半分の回答が寄せられるだけ

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相談といえば最近、顕著な事例が見て取れます。ネット時代を反映して見知らぬ人に自らの境遇を語り、アドバイスをもらうというものです。

例えばヤフー知恵袋。さまざまなジャンルの質問が寄せられ、得体の知れない人たちにより回答がなされます。ヤフー知恵袋を見ているとはっきり言ってデタラメな回答が寄せられています。正直、あきれる回答が実に多い。

ヤフー知恵袋の質問にはギャンブル依存のような人生相談が多数寄せられますが、その内容はウケを狙って投稿しているのか、投稿者が本当に悩んで相談しているのかさえ分からないくらいの過激というか、ビックリするような相談内容が少なくありません。

しょせんは娯楽媒体のためあまり真剣に閲覧している人たちもいないかもしれませんが、投稿者の中には切羽詰まって質問をもちかけている相談者がいる可能性もあります。しかしながらヤフー知恵袋からまともな回答を期待することは事実上、不可能です。

ギャンブル依存者が助けを求めて知恵袋に相談したところで恐らく非難がまきおこるだけでしょう。

インターネット上ではまともな答えは得られない

ネットは精神科探しに活用しよう

「依存症になったのはあなたが弱いから」「親の育て方が間違っていたからあなたのような大人ができる」「心を入れ替えればギャンブルは止められる」などいった根拠のない、子供染みた回答ばかりが寄せられると予想されます。

ネット時代だからといって安易に誰とも分からぬ素人に相談することはあまりにも乱暴といえます。当事者自らアリ地獄にハマるようなところに相談することは論外です。経験豊富な専門家に相談することは言うまでもなく、いくら追い込まれているとはいえ、見知らぬ者への相談は当事者の常識が問われます。

もし仮にネットを利用するならばギャンブル依存専門の医療機関に相談することをお勧めします。

精神科病院といってもその数は多く、それぞれの医師は専門分野をもっています。やみくもに精神科を受診すればよいというのではありません。ギャンブル依存、依存症専門の病院での診察が重要になります。この時にネットを逆手に取ります。ギャンブル依存と検索すれば専門病院を簡単に探し出すことができます。

 

具体的な相談先と方法

電話やメールで精神科医に相談することも有効

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直接、当事者が受診できればベストですが、やはりいきなり一人で病院へ行くことには勇気がいるようです。ならば電話で問い合わせをする、ということもあっていいのではないでしょうか。

対面で現状を話しづらいなら、まず間接的な手段で相談、もしくは問い合わせをするのもよいでしょう。電話ですら躊躇してしまうならメールという方法もあります。

ネットで専門病院を探し出したということは、その病院のホームページをみていることになります。ギャンブル依存についての解説なども載っていると思いますが、メールでの問い合わせが可能なならば受診前に現状を伝え、指示をもらえれば診察へのハードルは間違いなく下がっていきます。依存症専門の医師は患者の行動パターンを熟知しています。

いきなりの受診が無理で電話やメールでの相談でも親切に対応してくれるはずです。専門家は幾人もの患者を診ているため、その苦しさや助けのサインを見逃しません。ですからネットでの相談もかなり有効と思われます。

克服した経験者がいる自助グループへの相談はより深みがある

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相談をした医師が遠方の病院でも当事者の近くの専門クリニックを紹介してくれることもあるかもしれません。専門医というのは知識や臨床経験だけでなく、広範囲にネットワークをもちそれぞれ連携を取っているものです。SOSを発信するならやはり専門医に出すことが寛容といえるでしょう。

ただ、これでもヘルプを求めることができないなら自助グループへの相談がベターともいえます。病院は敷居が高すぎと感じるなら自助グループは当事者の目線に立って接してくれる団体です。自助グループというのは病院での治療、もしくは治療が終わった後にだけ参加できる団体というものではありません。

医療機関に行きたいけど二の足を踏んでいる当事者、苦しいけどどうしてよいのかさえ分からなくなった依存者への支援も行ってくれます。自助グループはたいていがギャンブル依存の経験者により運営されています。

また、顧問に依存症専門の医師を迎えていることも珍しくはありません。

パチンコ依存経験者が集まるだけに説得力がある

専門家、ギャンブル依存の経験者がダブルでサポートする体制が整えられています。さまざまな困難を抱えている人たちを支援する団体は国内にたくさんありますが、経験者により構成されているグループというのはすさまじい力を持ち合わせています。ですから経験者による自助グループへの相談というのはとても効果があらわれることになります。

支援団体の中にもギャンブル依存を経験してない人により運営されている団体があるかもしれませんが、どれだけ効果が期待できるかは未知数です。苦しみを経験している者だけが、助けを求めている当事者の目線に立って有効的なアドバイスができるわけです。親しい知人に相談したところで的確なアドバイスはもらえません。

説教的な突き放した言い方か、ただただ同情だけして現実的な意見をもらえずに消化不良に陥るだけでしょう。しかし自助グループなら経験者がいるだけに感情的にならず、しっかりした相談に対する回答をしてくれるはずです。

いちばんベストなのは当事者が自ら病気を患っている可能性があることを認め、医療機関を訪ねることができればそれに越したことはありません。ですが一歩を踏み出せないなら

 

行政機関の支援

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あまり知られてないが行政機関の生活相談も有効

自助グループの活用がベターな選択といえます。ノウハウが蓄積されていますので期待を裏切らない効果は期待できるのではないでしょうか。ではその自助グループを探すにはどうするか考える必要があります。

やはり現代ではネットで見つけるのが現実的といえそうです。ネット検索では素早く自助グループが表示されますので使い勝手は抜群です。表示された団体が信用できるかは何ともいえませんが、まずは電話もしくはメールで相談することがギャンブル依存克服の一歩といえます。

医療機関、自助グループの相談はとても有効ですが、もう一つ役立つ機関として行政があります。役所というのは行政上の手続き、申請だけを行う機関ではありません。各種の相談窓口を設置しています。

お困りごとも気軽に相談できるようになっています。近年はさまざまな困難を抱えている市民向けの相談窓口を強化する向きにあります。これも行政サービスの一環として行われているようです。

行政機関の関係ネットワークは最強なものがある

このため福祉に関わる分野でも支援体制が整備されつつあります。ギャンブル依存のような相談も恥ずかしがらずにされてみるのもよいでしょう。

精神保健福祉センターのような機関があればそちらに問い合わせてみます。基本的に面談をしてアドバイスをもらうケースが多いようですが、専門医療機関や自助グループへの紹介を尋ねてみるのもよいかと思います。

自治体の窓口は、地元に根差して幅広い専門的なネットワークを構築していますので、横のつながりには目を見張るほどです。どうしてよいか分からない時には行政の相談窓口も積極的に利用してみましょう。

どの機関・団体に相談するにせよ、勇気を出して一歩を踏み出さない限り前には進めません。借金問題が絡んでいるなら法律事務所の力を借りなければ解決は難しいでしょう。債務を放置しておくと自己破産に追い込まれてしまいます。自己破産も債務整理の一つの選択肢ですが、避けられるならそれに越したことはありません。

借金がらみなら法律事務所に相談を

最後は自助グループか?精神科、借金どちらもサポート?

ですがどちらにせよ債務問題は放置させることができず、無視し続けると金融機関からの督促、訴訟に発展してしまいます。逃げ得は許されないのが借金問題です。

ギャンブル依存が深刻化すると病状とともに債務返済も困難を極めます。どうしてよいか分からず助けを待つ債務者は後を絶ちません。借金問題は債権者がいるため逃げることはできず、債務者はどんどん追い込まれていきます。時間が経てば経つ程、解決を難しくなります。

弁護士と一緒に方策を検討しなければ解決は難しく、自力救済では問題が先延ばしになるだけです。全国各地にある自助グループというのは依存症サポートと同時に債務問題でも力を発揮します。借金返済にあたり最も効果的な選択、法律事務所の選別等、技術的にとても難しい問題にも真摯な対応をしてくれることでしょう。

自助グループはメンタル、そして金銭問題の解決を両輪としてサポートしてくれる団体といえそうです。ギャンブル依存者の苦しさは依存症からくるものと、借金返済に由来するものに分けられます。

そのどちらも助けてほしいと声をあげなければ周囲にはメッセージが届きません。声を上げる勇気、そして他者の力を借りる柔軟さがギャンブル問題にはとても重要なことのように思えます。

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