うつ病時の個人再生

 

クマ

うつ病だと、個人再生の手続きを進める事が難しいと聞いたんだけれど、本当?


ウサギ

うつ病の症状によっても、個人再生ができるか否かは変わってくるんだよ。

クマ

どんな症状の場合、個人再生の手続きが難しくなるの?


ウサギ

毎月支払いができるかどうかという点が大きなポイントとなるよ。

今回の記事では、うつ病である場合の個人再生の手続きについて、詳しく見ていこう。

個人再生の手続きをするにはいくつかの条件があります。

安定収入があることは当然考慮されますが、既往歴については諸説がいわれています。

とりわけ債務者に多くいるとされるうつ病と個人再生の関係は気になります。

うつ病に焦点を当てながら個人再生の利用条件を探っていきます。

継続的な収入があれば問題はない

債務者の中にはさまざまな方々がいます。

消費者金融からのカードローンを利用している人もいれば、銀行からの住宅ローンを利用している人もいます。

債権者から借り入れをし、債務整理を検討している人としては、会社員、公務員、自営業となりますが、一定の収入がなければ個人再生は実行できません。

正社員でなくてもアルバイトやパートといった非正規雇用でも少ない収入の中から安定的な借金返済が見込めるなら問題はありません。

ではここにうつ病の要素を加えるとどのようになるか考えてみます。

うつ病を患っていてもその状況はいろいろで、個人再生が滞りなくできるかどうかは状況次第です。

生活保護や、失業保険の場合には、安定した収入として認められない事が多いのですが、障害者年金の場合には、個人再生を行う事が可能です。

傷病手当金をもらって休職している状態の場合、支給期間が限定である場合が多いため、個人再生の手続きが認められない事もあります。

生命保険や医療保険に加入している場合、通院のみでは保険金の給付が行われない場合がほとんどとなりますから、生活費や借金返済額には充てられないでしょう。

うつ病でも収入要件を満たしていればOK

クマ

仕事を休みがちで、収入が安定していないと、個人再生の手続きは難しいのかな?


ウサギ

そうだね。退職や転職を繰り返しているような場合には、個人再生の手続きは難しいかもしれないね。

うつ病の症状に悩みながらもどうにか働いているならば毎月、給与所得者として、一定の収入はありそうです。

そうなれば個人再生の大前提となる将来にわたり安定的な収入が見込めると判断できます。

しかし、

  • 退職を繰り返す
  • 会社を休みがち
  • 収入のむらが大きい

という場合は裁判所の判断がかわるケースもあります。

無職のうつ病債務者でも支援が得られれば条件をクリアか?

クマ

うつ病で収入がなくても個人再生の手続きを認められるのはどんな人なの?


ウサギ

親族の援助があったり、仕事を辞めても、安定した収入を得る事ができる人の場合、個人再生の手続きを進める事が可能だよ。

うつ病に罹り現在、無職の債務者、継続的な収入が見込めない人は個人再生の手続きをすることは無理といえます。

住宅を残したいために、個人再生を検討する人も多いのですが、うつ病の場合でも、安定して収入があるかどうかが大切となります。

ところが債務者による自力での稼ぎではなくても、親族からの援助により一定の収入が将来にわたり見込めるめどがたてば、個人再生の利用も可能になるケースもあります。

うつ病のため働いていない、だから個人再生は無理と判断されるわけではありません。

おのおの状況によるということです。

ここでまとめてみます。

  1. うつ病でも仕事をしながら継続的な収入が見込めるならば問題なし
  2. うつ病で無職であっても将来にわたり安定的な援助が得られればOK

この2点がポイントになります。

うつ病だから則、個人再生は利用不可能とはいえないようです。

債務整理を開始した後でも油断は禁物

クマ

個人再生後の返済が始まってからうつ病が発症してしまうような場合もあるよね?


ウサギ

そうなんだ。

債務整理をしている人は、精神的に追い込まれている場合が多いから、個人再生の手続きが完了となったとしても、無理のない返済計画を立てる事が大切だよ。

しかしまだ油断はできません。

第一関門の手続き開始は実現しました。

順調に弁済を履行していたはずがよもやうつ病になる。

もしくはうつ病が悪化して働けなくなるという事態は十分考えられます。

個人再生は、返済額が残るわけですから、借金生活からすぐに逃れられるわけではないのです。

もともと債務者は心理的に追い込まれていることが少なくないものです。

これはうつ病になるにはもってこいの環境といえます。

債務整理をして借金を返済していくということは傍からみるほど楽なものではありません。

ストレスが相当貯まるものです。

うつ病は債務者の持病か?

クマ

うつ病が原因で、個人再生の手続きを進める事ができないような場合もあるの?


ウサギ

そうだね。返済能力があるか否かで個人再生の手続きができるのか判断される事になるから、手続きを進める事ができなくなってしまう事もあるんだよ。

ストレスの蓄積がうつ病の温床になります。

自己破産や個人再生、任意整理でも債務整理をした債務者の中にうつ病を患う人が目立つのはこのような環境因子があるからです。

個人再生を開始しても途中で挫折するということは決して珍しくなく、うつ病が原因で間接的に手続きが取り消しになる場合もあることを留意しておきましょう。

うつ病であっても就業の事実、または親族などの援助が想定されるケースでは弁護士の見解は欠かせません。

個人再生できるかどうかは専門家に相談する必要がある

クマ

うつ病でも、個人再生できるのかどうかを相談するには、誰に相談すれば良いのかな?


ウサギ

弁護士や司法書士など、無料相談を取り入れている法律事務所を訪れてみよう。

収入の有無や見通しで個人再生の利用の判断が分かれるため、専門家の見立てはどうしても必要になります。

債務者にとって個人再生がベストの選択はどの方法か、さらに利用条件に合致しているのかを調べ、様々な可能性を考えることからスタートします。

中には弁護士に相談することで過払い金が発覚し、個人再生を免れる事もあるのです。

うつ病という厄介な病気を患いながらの個人再生手続き。

複雑な手続きだからこそ自己判断せず、弁護士や司法書士に相談しながら債務の弁済を進めていきましょう。

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