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新宿事務所が過払い金報酬を多めに搾取していたことが判明?

 

債務整理関連のサイトとしては見逃せないニュースが流れてきました。「過払い金請求で指針超す報酬 扱い首位の司法書士法人」というタイトルでyahooニュース(朝日新聞記事)のトピックに出現したのが下記の記事です。素人目には詐欺と思っても仕方ない内容のこの記事、不当な報酬との意見に対して司法書士法人新宿事務所の回答はいかに。

司法書士法人新宿事務所が水増し請求?詳細は?

貸金業者に払いすぎた利息(過払い金)の請求業務で最大手の司法書士法人「新宿事務所」(東京都)が、日本司法書士会連合会(日司連)が2011年に決めた報酬指針から逸脱し、多めに報酬をとっていたことが分かった。指針に法的拘束力はないが、日司連は「指針を大きく外れているのは遺憾。司法書士のモラルが問われる」と批判。新宿事務所は「指針と異なる契約を結ぶことは許される」と反論している。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160206-00000009-asahi-soci
※現在はニュース記事が削除されています

引用:朝日新聞デジタル 2月6日(土)5時3分配信

簡単に言うと、「司法書士法人新宿事務所」は、司法書士の連合で取り決めた範囲を越えて報酬を取っていたという事です。そして、それについて司法書士連合会が指摘すると、「指針と異なる契約を結ぶことは許される」という反論です。

具体的には、どのようにして報酬を多く受け取っていたのでしょうか?水増し請求をしていたのか、報酬が他社より高かっただけなのか、そのあたりを細かく見てみます。

過払い金請求の報酬形態

過払い金の報酬は、下記の様に分類されている事が多いです。

  1. 基本報酬(着手金)
  2. 減額報酬(借金の金額を減らす事ができた場合)
  3. 過払い金報酬(過去に払いすぎている利息を取り戻した場合)

こちらは弁護士会が公表している各報酬の相場表です

債務整理の種類着手金/報酬金
任意整理(1社)5万円/2万円
減額報酬10%
過払い金(1社)0円/20%
自己破産20万円/20万円
個人再生30万円/30万円

目安としてですが、減額報酬については10%、過払い金報酬については20%くらいを基準としています。司法書士連合会でも上限を設けており、「回収した金額の25パーセントまで」としていました。(法的な縛りなどはなし)

新宿事務所が受け取っていた過払い金報酬

そして、今回ニュースとなった司法書士法人新宿事務所が受け取っていた報酬は、26.9%です。現在ホームページの表記を修正しているのか、下記のような表示となっています。

司法書士法人新宿事務所費用ページ

しかし、過去のページ情報を見るとたしかに26.9%までと表記されていたようなので、「水増し」をしていたとは言えなそうです。

司法書士法人新宿事務所料金表

とはいえ、法律的知識のない消費者は料金について細かく把握していたとも思えません。テレビCMも多く、露出度が高かった司法書士事務所ですので安心しきって依頼をしていたケースもあるでしょう。今回のケースのように、不透明な部分も多い業界ですので専門家を選ぶ時には十分に注意をし、たしかな情報収集をしてから債務整理手続きに臨んでほしいものです。

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