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ギャンブル依存症の人は嘘をつく?

 

ギャンブル依存症の人はなぜ嘘をつくのか?

「ギャンブル依存症」と「人格障害(パーソナリティ障害)」の関係と、それぞれの治療法について書いています。まずは、ギャンブル依存症の人がつく嘘の特徴についてです。

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ギャンブル依存症患者の嘘は別物

ギャンブル依存になると様々な症状があらわれてきます。

これらの症状は、ギャンブル依存症患者を苦しめる要因の一つです。さらには家族や同居者、彼氏や彼女にも迷惑をかけることになります。

ギャンブル依存症患者の症状として、

  • 怒りや憔悴といった感情の落差
  • 発汗や動悸という身体症状

がでることもあります。ただ、ギャンブル依存すべての人にこのような症状が出るのではなく、嘘もその一つです。

ギャンブル依存者は無意識に賭博を行っているのではなく、止めようと意識しているにも関わらずギャンブルをし続けていることがよくあります。

そのため、嘘をつくというギャンブル依存者にありがちな言動パターンが顕著に現れます。

嘘をつくことは誰にでもあるものです。嘘も方便とのことわざがありますが、ある場面では嘘をつくことでその場が和み、コミニュケーションが円滑に進むことも期待できます。

しかしギャンブル依存症の人が嘘をつくのはそれとは別物と考えて下さい。

ギャンブル依存は嘘をつくことから始まる

嘘というのは程度の問題で、あまり目くじらを立てる必要はないといえるでしょう。いい意味でその場を取り繕えるなら嘘も方便といえます。

ところが重大な事柄を嘘で誤魔化すことは大問題です。

ギャンブル依存症の人に多いのは、

  • 借金をしているのに嘘をつく
  • ギャンブルをしていないと嘘をつく

というケースです。ほとんどがこのパターンで悩まされているのではないでしょうか?

ギャンブル依存は嘘に始まり、嘘で終わるというくらい「嘘をつく」という行為はギャンブル依存症患者にとって切っても切れない関係なのです。

人格障害という可能性

上記のように、ギャンブル依存症の人は借金やギャンブルに関して平気で嘘をつきます。

「平気」というよりは、そうしなければギャンブルを続けることができなくなるという思いから嘘以外の選択肢がわからないのです。

ただし、その嘘は人格障害という可能性も捨てきれません。

その嘘はギャンブル依存症?それとも人格障害?

あまりにもギャンブルから手を引けずにいると、家族は焦りはじめ、病院へ連れて行きます。

そして治療が始まりギャンブル行為はひとまず落ち着きます。(落ち着いたかのように見える)そして、依存症は回復していると思い安心します。ところがそのさなか、嘘をついてギャンブルを再開することが少なくないのです。

そして、このようなケースに多いのがパーソナリティ障害です

パーソナリティ障害を人格障害と呼ぶこともあるのですが、あまりにも偏った人格形成がなされた人のことを指摘しています。

人は少々の偏った性格や人格をもっていますが、それは正常の範囲内でのことを意味します。極端な思考回路を有して、特異な言動や行動を伴う場合はパーソナリティ障害の範疇に入るといってよいでしょう。

正常の範囲を超えて病気として扱われるのが人格障害です。

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治療方針が異なる2つの病気

ギャンブル依存症者の中にもパーソナリティ障害を合併症としてもっている患者もいます。

ギャンブル依存が度を超え、または繰り返された結果、人格障害が発症するのか。それとも元来からあった病的に分類される人格の上にギャンブル依存症が発症してしまったのかは何ともいえません。専門医に判断してもらわないと詳細は不明のままです。

どちらにせよギャンブル依存症、パーソナリティ障害どちらも嘘をつくといった症状を持ち合わせています。ただ、依存症にまつわる嘘と、パーソナリティ障害からくる嘘ではその背景に若干の違いがみられるようです。

治療を開始するにあたって病名を確定しなければなりません。病気の違いにより治療方針は大きく変わってくるものです。パーソナリティ障害では投薬を試みることもあります。一方、ギャンブル依存症は認知行動が中心となります。依存症、人格障害の違いは紛らわしいですが、専門医なら判別は容易に可能です。そこで人格障害を押さえておきましょう。

9個のパターンに分類されるパーソナリティ障害

パーソナリティ障害には、

  1. 幅広い不信感を伴う妄想
  2. 非社交的で感情の起伏が乏しい統合失調性
  3. 衝動行為が目立つ境界性
  4. 自分を過大に評価する自己愛性
  5. 社会に反発し我関せずとする反社会
  6. 他人の注目を集めたい演技性
  7. 過度に他人へ依存しようとする依存性
  8. 秩序を保ちことにこだわる強迫性
  9. 嫌なことを極端に避けようとする回避性

人格障害はこれら9分類され、治療方針も変わってきます。この分類のなかで自己愛性パーソナリティ障害と演技性パーソナリティ障害の患者は特に嘘をつくことが目立つとされます。

このときの嘘は周囲を巻き込むものです。会社の同僚に同疾患者がいれば、約束を守らない、妄想に近い嘘をつくりあげる、悪口を言いふらす、といった具合に周りを呆れさせ、激怒させることがよくあるとされます。

ギャンブル依存・人格障害の嘘への対処

ギャンブル依存症や人格障害者がつく嘘への対処法は、

  • 直接伝える
  • 病気として治療する
  • 物理的に対策する

と大きくわけて3つの対策があります。

多くの嘘は借金やギャンブルなど直接の問題とかかわってきますので、家族や友人・交際相手に迷惑をかけます。ギャンブル依存症そのものとの接し方については下記の記事でも詳しく書いています。

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何度も口頭で伝え続ける

先に結論を言うと、実は、これはあまり効果的な方法ではありません。

他人なら相手にされなくなるものの、身内は無償の愛ではありませんが無視することはありません。このためギャンブル依存の当事者にしてみれば甘えが生じることがあるといえます。

ギャンブル依存者はパーソナリティ障害と違い嘘をついていることを自覚しており、良性型の虚言癖になっているともみられます。嘘はいけないと分かりつつもパチンコをするために家族を騙す。これがとても複雑でもあり難しい対応を迫られます。

世間では甘えているから依存者は嘘をつくと、なじられることがあります。強い態度で臨めば嘘はつかない、との意見はよくあります。はたしてそれは本当のことでしょうか?

ギャンブル依存の夫が嘘をつけば、「こんど嘘をついたら離婚」「嘘をつくな!と強い口調で何度も連呼する」というのは常套手段です。

ところがたいていのケースでは上手くいかないことがほとんどです。むしろこれがストレスとなり症状が悪化することもあります。感情で支配しようとしても失敗する確率が高いのは実例が示しています。

医師の診断を受ける

まず対処法として医師の診断を受け、接し方について指導を頂くことを前提とします。そして、医師に勧められることの1つにメモがあります。

 

冷静に対処するためにメモを活用しましょう。約束を破る、嘘をついた時には依存者と一緒にメモをとる。約束した事実と、嘘をついた行動を記録することで事実を直視することができます。

メモることで行いを客観的に可視化することができます。依存患者はたいてい嘘をついたことを自覚しているものの約束を破っていまいます。だからこそ冷静かつ客観的に自分のした嘘を見つめ直す必要があるのです。

カードや現金を没収する

借金絡みの嘘については悠長に構えていることはできません。場合によっては現金や、借入、ショッピング枠があるカードなどのすべてと給料口座のキャッシュカードなどを没収する必要があります。

消費者金融から借金がある場合、先延ばしすることは許されません。また隠れてお金を借りる可能性が十分ありますので対策は取っておいた方が得策でしょう。

例えばATMで融資が受けられることのないようカードをもたせないといったルールを決めておくのも良いです。

借金問題についてはとにかく迅速な対応を

没収時の注意と成年後見制度

ただこの時も当事者、家族が話し合い、納得する形でのルール決めが理想です。

一方的に「ダメなものはダメ」では効果は期待できません。カードを没収したところで当事者が新たにカードをつくれば元も子もなくなります。

子どもではないためどうにでも振る舞えるのがギャンブル依存者です。

とはいえ精神科での診断が確定しギャンブル依存症と判断されれば、手続きが認められ後には成年被後見人として扱われる可能性もあります。

こうなると財産管理などは成年後見人がすることになり、お金の管理が制限される可能性がでてきます。病院での診断が確定している場合は成年後見制度が利用できるのかどうかなど、借金問題を含め法律事務所への相談をお勧めします。

ギャンブル依存症の症状は多岐にわたりますが、「嘘をつく」という行為は顕著にみられる現象です。軽い嘘なら経過観察で済みますが、借金を繰り返すなどの行為は看過できません。病状が回復傾向になれば虚言嘘も消えていきます。

ところが突然、症状がぶり返すこともあります。これがギャンブル依存のとても厄介なところです。一度、依存症を発症させるとかなり手こずります。

最近の研究ではギャンブル依存について自然治癒も可能との報告もありますが、その信ぴょう性についてはまだまだ検証が必要になります。ギャンブル依存特有の嘘とは気長に付き合っていくことがなにより大切なようです。

すでに借金が返済できない場合

すでに借金の返済が滞っていたり、目途が立たない金額に膨れ上がってしまっている場合は早急に専門家に依頼する必要があります。

借金は時間をかけて延命してもラクになることはありません。少しでも早く法的な対処をすることが最良策となります。

お急ぎの場合には24時間対応している事務所へ相談してみましょう。

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