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ギャンブル依存性とは?

 

ギャンブル依存性とは、一体どんな病気、病状なのでしょう。ギャンブル依存性の特徴と、治療法などの対策、依存性かどうかの判断基準などについて書いています。

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ギャンブル依存性とは?

ギャンブル依存性とは、借金をしたり、家族や友人など周囲に迷惑をかけてまでギャンブルにのめりこむ状態の事を言います。中毒性があり、日常生活をしていても常にギャンブルの事が頭から離れず、れっきとした「病気」として認められています。

病院に通ったり、カウンセリングをしたりと治療方法はいくつかありますが、まずは借金問題など周囲に迷惑をかける症状を根本から治していく必要があります。まずは、ギャンブル依存性の特徴について見ていきましょう。

ギャンブルは儲けを期待する事が落とし穴

ギャンブルには競馬、競艇、競輪、そしてパチンコがあります。普通は娯楽、趣味としてギャンブルを楽しみます。競馬などの公営競技は一回の投票で100円から楽しめます。かけ金を各100円ずつ投票する人もいれば、1000円、それどころか一点1万円を投票する人もいることでしょう。

当然、1点のかけ金が多くなれば的中した時には払戻金はさらに増えていきます。競馬で三連単の万馬券が1万円とすると、投資額が100円なら払戻金は1万円、1000円で購入すると10万円の配当、1万円のかけ金ならなんと100万円になるわけです。

これはあくまで理屈の問題ですが、利益を多く出したいなら投資額を増やさなければなりません。かけ金が増えれば払戻金も増える可能性がありますが、万一投票券がはずれれば投資金はすべてゴミになります。ギャンブルをする人は遊びといいながら、内心ではやはり儲けを期待しています。ギャンブルは儲けないと面白くないのも事実です。

自分だけは特別の存在という思い込み

投票券が当たると心がウキウキしますが、はずれると心が折れそうになるのはギャンブルをする人たちの共通の心理といえます。

競馬やパチンコをしていて儲けがでればよいですが、損失がでてくるとある傾向がみられます。負けを取り戻そうとさらに投資額を増やします。

このような時はたいてい負けを取り戻せることはなく、さらに損出を拡大することが当然のごとくみられます。すべての人は自分だけは特別と思います。

競馬や競艇でもそうですが、レースを始める時は「今日は儲けるぞ」と皆、意気込みます。しかしレースを重ねるごとに負けが増え、次のレースで負けを取り戻せるとさらなる金額を投票していきます。自分だけは勝つことができると思いこみ、投資額を超える利益が入ってくると夢をみてしまいます。

現実はギャンブルで勝つことはそうそうありませんが、皆、自分だけは特別と思いこみ勝てるはずと信じています。その日に負けても次の日、さらに次の週末とギャンブルをすることばかりを考えだしていきます。

早期発見、早期治療が基本!慢性化させないことが重要

これはギャンブル依存の一歩手前といえるのかもしれません。ギャンブル依存は病気です。

その病気は突然やってくるのではなく、プロセスを経て徐々に症状があらわれてきます。ギャンブル依存も知らず知らずのうちに魔の手が迫ってきます。ギャンブル依存というのは広い意味で精神疾患に分類されます。精神疾患というのは自分で病気とは自覚できないことが多いとされます。

このため病気が時間とともに深刻になり、気が付いた時には重症化していることが珍しくはありません。こうなると精神科での治療が必要となりますが、慢性化していると病気はそう簡単に治らないものです。

早期発見、早期治療できれば問題はないものの、早い段階での処置が遅れることは残念ながらよくあるといえます。

ギャンブル依存の場合は、そうでない時との見分けが付かないため、特に早期発見がしづらいようです。負けが込んでいるにも関われず、パチンコ屋、競艇場に足しげく通うならギャンブル依存の手前か、初期のギャンブル依存症の可能性がなくもありません。

依存症は日常生活を停滞させる病気

例えば会社員が給与の大半、そこまでいかなくても半分程度をギャンブルに投資するようであれば注意が必要です。

また、仕事中に頭からパチンコ、競艇のことが離れないようならギャンブル依存が強まっています。さらに要注意なのは昼休みにパチンコ屋に行く、ネットで競艇や競輪投票を繰り返すようであれば依存度が高まっているとみられます。

そして最悪のケースでは会社を辞めてギャンブル漬になることです。ここまで来るとれっきとしたギャンブル依存症といってよいでしょう。依存症が怖いのは日常生活に支障をきたすことです。

会社を辞め、ギャンブル漬になるのはまさに生活に支障をきたしており、治療の対象になります。ギャンブルをするにも元手が必要です。そのお金はどこから出てくるのでしょうか?仕事をしていれば給料ですが、軍資金が足りない、または仕事をしていなければ借金することがよくあります。

借金してまでギャンブルするか、と思われる方もいるでしょうが、依存症患者は借金までしてギャンブルをしてしまうものです。

男女でみるギャンブル依存性の違い

ギャンブル依存性の症状は、男女で少し違いが見られます。

女性のギャンブラーが急増中

まさに負のスパイラルに落ちていきます。

ギャンブル依存の患者は消費者金融で借金することが多いようですが、サラ金からも借れなくなるほどの多重債務者は闇金まで行きつくことになります。闇金の借金理由にギャンブル債務者が少なくないことはよく知られていることです。

借金するギャンブラーが妻帯者の場合、家庭内崩壊することがよくあります。

  • 夫婦喧嘩が絶えない
  • 夫の暴力、いわゆるDV
  • 最後には離婚

になってしまうというシナリオができ上がっています。ギャンブル依存は男性、夫だけに発生すると思われがちですが、妻がギャンブラーになることも少なからずあります。

女性がギャンブル依存になるパターンとしてパチンコ依存が多いようです。確かにパチンコ屋に行くと女性を多く見かけます。若い女性から年配の女性までがパチンコをするのが現代です。

パチンコは女性でもしやすく、またパチンコ屋にも入りやすい特徴が女性愛好者を増やしていると思われます。競馬や競艇よりもパチンコの方が女性ウケしやすい面はあるのでしょう。ところがそのハードルの低さがパチンコ依存、ギャンブル依存を発生させます。

男性よりも女性ギャンブル依存症の方が深刻?

専業主婦は日中時間があるため平日の朝から夕方までパチンコをするには障害がありません。

専業主婦は働いていないため生活費をパチンコ代に費やしてしまうことがよくあります。負けが続けば生活費が減りそのことを夫に隠します。

さらに生活費を穴埋めするために借金をするという悪循環が続きます。そして最後にはやはり闇金で借金というお決まりの結果になるようです。

女性のギャンブル依存症は男性よりも深刻といえます。ギャンブル依存症といえば男性のイメージが先行しているため、女性患者の発見がどうしても遅れてしまいます。主婦は家庭の大黒柱です。この大黒頭が病気、とりわけギャンブル依存症に罹患すれば様々な影響が出てきます。家庭は最悪の状況になり、依存症になった本人だけの問題ではなくなります。

病気にならないことが大切ですが、なった後は適時、治療を行わなければなりません。そもそもですがギャンブル依存症というのは日本人特有の病気ではなく、国際的にも広く知られた病理現象です。国際保健機構WHOでは病的賭博と表記し確立された概念になっています。世界的にも問題になっている病気といってよさそうです。

ギャンブル依存性の判断基準

通常、精神疾患を判断する物差しとしてアメリカのDSM-Ⅳという診断方法が用いられます。

病的賭博の診断基準として10の項目が示され、ギャンブル依存を判断する一つの指標になっています。この中で

  • 「賭博にとらわれる」
  • 「賭博をしてないとイライラする」
  • 「賭博をしたことを嘘で誤魔化す」
  • 「負けを取り戻そうと深入りする」

などのチェック項目があります。

病院での検査はこのような診断法からスタートします。そしていろいろな検査を経て診断が確定されます。病的賭博、すなわちギャンブル依存と判断されればいよいよ治療が始まります。

ここで誤解が多いのですが、ギャンブル依存の主な治療は投薬でなく、認知行動を主眼に行われます。

依存症の場合、薬で治れば苦労は入れませんが、カウンセリングのような心理療法に重点が置かれていることが特徴といえます。治療は外来、入院を症状に合わせ開始されます。

入院になるとありとあらゆるプログラムが用意されています。規則正しい生活を送り、生活リズムを整えます。精神疾患の患者は生活スタイルが正常に働いていないため、入院して普通の生活が送れるようにします。

ギャンブル依存性に用いられる治療方法

不規則となった生活リズムを整えつつ、核心であるギャンブル依存の問題を治していきます。グループワークというのが心理療法では有効とされます。

自身が経験したギャンブルでのつまずきを他の患者に話すことにより、客観的に自分が置かれている状況を再認識することができます。

また同じ病気の患者同士が経験を共有することで励みにもなり、前向きに病気を克服しようとの意欲が湧いてくるとされます。グループワークはアルコール依存症の治療でも用いられていて、一定の効果が期待されています。

認知行動治療ではグループワークというのが主流になり、これですべて病気が克服できるものではありませんが、ギャンブル依存についても積極的に採用されている治療プログラムになっています。そして何よりも家族の理解が必要です。意思が弱いから依存症になってしまうと世間からの誤解がまかり通っています。

このため家族も精神が弱いだけ、もしくは親が自分の育て方が悪かったから精神的な病になったと、とんでもない思い込みをしていることがよくあります。これらはすべて無知からくる誤解に過ぎません。精神が弱い、子育てなど全く関係ないということはしっかり確認することが大切になります。

治療後の注意点

このような誤解があるからこそ、早期発見を見逃すことになり、結果、病気が慢性化して長期間、通常の生活が送れなくなってしまいます。

日本では精神疾患についての知識があまりにも浸透してないため、早期の医療介入が遅れる傾向がはっきりみてとれます。精神論が優先されるため世間からも家族でさえも「意思が弱いから」と罵倒し、結果として状況が深刻になっていくという皮肉なことになっています。

家族は本来、一番の理解者でなければなりません。しかしながらその家族から誹謗・中傷まがいのいわれなき言動をかけられるため、依存患者はますます態度を硬化させるということにつながっています。患者とともに家族も治療に加わるということが精神疾患では大事になります。

入院してある程度、回復が見込めたのなら退院となりますが、これですべて完治したとはいえません。依存症というのはそう簡単には治らないものです。パチンコ屋の前を通る、テレビで競馬中継を観てしまうだけでも再発、もしくは再びギャンブルへの誘惑が起きることもあります。

生活が通常モードに戻れば世中の煩悩に心が揺さぶらされてしまいます。まさにここが正念場となります。

完治するまでの期間

このような誘惑を乗り越えることができれば、病的賭博、すなわちギャンブル依存を克服したといえるでしょう。

実はその道のりはかなりの長き歳月を経ることになります。依存症が治ったといえるには数年、さらに10年以上の期間を要することは普通のことです。このため周囲からは怠けているだけとの認識をもたれてしまいます。

また、ここでも誤解が生じていることになります。治療期間は入院時、もしくは通院期間だけですが、病気が完治、症状を和らげるにはとてつもない年月を必要とします。世間もそうですが、身近にいる家族はなおさら依存症に対する理解をもってあたたかく見守る姿勢が必要になります。

治るというのは一気に起きることではなく、徐々にみられていくものです。病気が回復したのはよいですがもう一つ金銭問題を抱えている人たちも少なくありません。ギャンブル依存症の患者というのは得てして借金をしていることがよくあるものです。

病院での治療期間中も金銭問題は継続しています。治療と並行で借金の解決を試みることになります。まずは法律事務所への相談から始めなくてはなりません。債務者本人が出向く、もしくは家族に付き添ってもらう、それらが無理なら家族が代理として相談に行くということになります。

ギャンブル依存性の完治とは

病院での治療が必要なほどの状況なら働いて返済をすることは難しいケースといえます。こうなると自己破産などの債務整理を検討することになるでしょう。

任意整理や民事再生を目指すなら治療との兼ね合いが必要になることもあります。主治医と担当弁護士の連携が重要なってきます。ギャンブル依存で借金を抱えれば医療、法律という2つのサポートが欠かせません。何よりも大事なことは再度、同じ過ちを繰り返さないことといえます。

ギャンブル欲求というフレーズがあります。誘惑が幾度となく襲いかかってきます。このギャンブル欲求が抑えられた時に初めて病的賭博の完治がされたといえそうです。再発が抑えられたらギャンブルにより債務を抱えることはなく金銭問題に苦しめられることはありません。

ギャンブル依存症にならないことにこしたことはありませんが、ギャンブルをしないことが最終目標になるのはいうまでもないことでしょう。

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