債務整理の森

債務整理を依頼する際の弁護士の選び方と、それぞれの弁護士の口コミや評判を検証し解説します。

任意整理の支払い開始はいつ?

   

任意整理には、弁護士に対する報酬、債権者(消費者金融などの貸金業者)に返済する借金、などいくつかの支払いが発生します。しかし、それぞれの支払いタイミングがはっきりとわかりません。この記事では、任意整理時の費用を細かくわけ、それぞれの支払いタイミングについて解説します。

任意整理の支払い開始はいつ?

弁護士費用の内訳具体例

まず、費用について考える前に、押さえてほしいのは、弁護士との契約は委任契約だということです。

委任というのは、「一定の事務を依頼者から独立して行ってもらう代わりに、費用を支払う」という契約です。依頼者から「独立して」行うという点で、常に指揮監督権が及ぶ雇用とは異なります。なので、弁護士に対してお金を支払っているからといって逐一指示を出すことはできません。

また、一定の「事務」を行うという点で、完成品を引き渡す必要のある大工さんなどの請負とは異なります。弁護士が仮に依頼した訴訟で負けてしまっても、弁護士費用の支払いを拒絶することはできません。この点が、弁護士費用の種類、支払い時期とリンクしてきます。

3つの費用

次に、弁護士費用について説明します。弁護士費用には、大きく分けて3種類あります。

  1. 着手金
  2. 成功報酬
  3. 実費

この3つがあるということがポイントです。では、それぞれの性質と支払いタイミングについて、説明していきます。

支払い開始タイミング

着手金の支払い時期

まず、①着手金から説明していきます。着手金というのは、いわゆる前払金です。弁護士に事務を開始してもらうために必要な費用です。仮に弁護士に相談に行って、「着手金は20万円です。」と言われた場合、20万円を振り込まなければ弁護士は業務を開始してくれません。

なので、支払い時期は業務の開始前です。注意が必要なのは、いわゆる車などを買うときの頭金とは違うということです。買うのをやめた場合、頭金は戻ってきます。しかし、原則として着手金は戻ってきません。着手金は、業務を始めてもらうためにかかる費用だと考えてください。約束とおり弁護士が業務を開始した以上、原則として返してもらえません。請負とは異なり、業務が失敗し、残念ながら敗訴に終わっても、返ってきません。

成功報酬の支払い時期

次に、②成功報酬について説明します。成功報酬というのは、事件が終了した場合に、弁護士が挙げた成果に対応してかかる費用です。弁護士が行った「事務」の価値に比例する対価を支払わなければなりません。仮に「成功報酬は裁判で勝訴して獲得した利益の10%です。」と言われ、100万円の利益が出る判決を得た場合には、10万円を支払うことになります。

なので、支払い時期は判決(交渉結果)が出た後です。仮に敗訴した場合、成功報酬はゼロで済みます。しかし、着手金は戻ってきません。

実費の支払い時期

最後に、③実費について説明します。これは、訴訟を提起するのにかかる手数料や、訴状や書面を送る際にかかる郵便費用、登記や戸籍等を取り寄せるのにかかる費用等、仮に自分で訴訟を起こすことになったとしてもかかる費用です。

支払時期は契約によってまちまちですが、通常は業務開始前に概算金額を支払って、そこから都度発生する実費を差し引いていき、最後に残った金額を返してもらいます。なので、支払い時期は原則として業務開始前です。

まとめると、着手金と実費は業務開始前、成功報酬は業務終了後に支払うということです。ひとつ、具体例を考えてみます。

「200万円の借金の減額」を依頼し、弁護士から「着手金は借金額の10%、成功報酬は減額した分の16%とします。実費は2万円を予納してください。」と言われたとします。

まず、弁護士が業務を開始する前に、着手金30万円と実費2万円の合計32万円を準備して支払わなければなりません。支払うと、弁護士が業務を開始します。

仮に、和解交渉が成立し、借金が100万円減ったとします。すると、成功報酬16万円を、和解契約成立後に支払わなければなりません。仮に、相手との交渉にかかった文書送付代、交通費が1万円だったとすると、実費のうち1万円は戻ってきます。これと成功報酬とを相殺して、結局15万円を和解交渉成立後に支払うことになります。

以上が弁護士費用についての説明です。通常、それぞれの費用はある程度高額になります。分割払い等で対処できるのでしょうか。次に、分割払いの可能性について説明していきます。和解後の返済開始時期は?どこに(誰に)振り込むのか

和解後の返済方法については、和解契約の内容で決まります。直接相手方の口座に振り込むパターンもあれば、一旦弁護士の口座に収めて、弁護士に支払ってもらうというパターンがあります。

後者のパターンの場合、弁護士の口座に振り込む金額は、返済額+弁護士費用の分割払い額となる場合が多いのではないかと思います。

任意整理後の支払い開始

また、任意整理の場合の支払い開始時期は和解締結から約2週間くらいのタイミングが多いです。

任意整理の支払い回数(分割回数)は?

任意整理の返済に分割回数の制限はあるのでしょうか?詳細は下記のURLにて解説しています。

任意整理の分割払いに回数制限はあるか?

 

 

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