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個人再生で家族カードは使えなくなる?クレジットカードとしての扱いは?

 

個人再生をするとさまざまな影響が現われます。 個人再生を申立てた本人は当然のことながらその影響を直接受けてしまいます。一方、家族についてはほとんど影響がないといってよいでしょう。では家族カードの利用についてはいかがでしょうか?この点を少し掘り下げてみたいと思います。

契約者の親カードから子カードを発行

個人再生をするといろいろ影響が考えられます。ローンが組めないことはよく知られる事実です。債務者が申請しても断られてしまいます。融資といえるお金の借り入れはほとんど不可能な状況です。10年間くらいは融資が受けられなくなるとの覚悟が必要です。

一方、家族についてはほとんどといってよい程その影響はありません。ただ、世帯主が個人再生を申立てると間接的な意味では影響があるともいえます。債務者本人に影響があるも、家族には基本的にその余波は及びません。

ところが家族で共有しているものについては影響を及ぼすことがあります。

その一つに家族カードがあげられます。家族カードとは契約者のクレジットカードを家族各々に発行するものです。まさに家族でクレジットカードを共有していることになります。家族カードをもつということは連帯責任を負うようなイメージが湧きます。

請求は一括して行われますのでどの家族がいくら使ったかは一目瞭然です。共同カードのためどうしてもこのようなことになるのは仕方がないことです。

契約者が再生債務者になればカードは利用停止

では家族カードを利用する家族が個人再生をした場合どうなるでしょうか?

そのポイントは契約者にあります。

契約者が個人再生をしたならばそのカードは使えなくなる可能性が大です。

これはある意味、理にかなっているので分かりやすいと思います。半面、契約者でない家族が個人再生しても家族カードには影響が及ばないことでしょう。あくまで契約者の申立てが家族カードの運命を左右することになります。

ただ、契約者以外の個人再生でもカード会社が信用力に疑問をもてば、契約者にもカード使用不可の影響がでないとも限りません。このあたりの判断はとても難しく、微妙なケースがあります。

家族カードの契約者本人の個人再生は他の利用者に影響を与えるため、家族各々でクレジットカードをつくるなどの対策が必要になるでしょう。家族カードはクレジットカードがつくれない人にとって救世主といえるアイテムです。

それが利用停止となればデビットカードをつくるなりして工夫することが求められます。家族カードの運命はあくまで契約者の行い次第で決まるということを確認しておきましょう。

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債務整理の森編集部

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