債務整理の森

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個人再生をしてもETCカードは使えるの?審査なしカードも紹介!

 

個人再生手続き中にETCカードは使えるのか?

債務整理をしようとしている債務者は、その時点から新たにお金を借りてはいけないのはもちろんのこと、クレジットカードの使用についても制限を受けます。

ではETCカードはどうなのか? という点ですが・・・

ETCカードは

○高速道路の料金所を通る際にカードを機械で感知

○その後、クレジットによって決済するシステム

すなわち、クレジット会社から借り入れをしたのと同じことなのです

債務整理の手続きに入ったら、ETCも利用を慎むべきです。

ETCの会員が債務整理を始めたという情報が入れば、普通は使えなくなります。

債務整理の手続きを専門家である弁護士や司法書士に依頼をすると・・・

1、個人再生に限ったことではなく、受任した専門家は債権者である消費者金融や銀行に「受任通知」という書類を出します。

2、これが債権者に到達すると債権者(消費者金融など)は直接債務者に連絡することはできません。

今までどんなに激しい取立てがあっても、ピッタリと止まります。

さらに、すべての借り入れや返済がストップします。

通常、債務者は自分が相談に行った専門家から「受任した後は今までの借金を返済しなくてもよいので、新たな借り入れをしないでください。」と指導されます。

そいういう理由で、ETCも利用できなくなるというわけですね。

例外的に使える場合もあるが、慎むべき

ただし、専門家へ依頼した後でも、しばらくつかえてしまうことはあるようです。

正直なところ「手続き上の問題」でのタイムロスです。

1、ETCカードを発行しているクレジット会社へも債務整理を依頼したが、その情報が反映されるまで郵便事情や債権者側の事情で時間がかかっている。

・・・大きいクレジット会社であればあるほどなかなかリアルタイムで情報が伝わらないこともあり、しばらくの間はそのまま高速道路の料金所を通過できてしまうこともあります。

ただ、これは「使えてしまっている状態」であるので喜ばしくはないですね。

2、弁護士や司法書士がETCカードを発行しているクレジット会社へは受任通知が行き届かなかった場合。受任通知が来ていなければ債務整理の事実を知ることができませんから、カードは使えるわけです。

なぜこのようなことが起こるかといえば、最初の相談の段階で債務全体の内容を聞き取った限りでは、まだどの債務整理になるかどうかわからないから、ということも踏まえているためです。

任意整理やその他の債務整理になる可能性も考えてのことです。

例えば、「引き直し」計算をすると、債務が減ったり、過払い金(払いすぎた利息)が戻ってきたりする場合には裁判所を通さなくても、債務整理の相手方債権者を限定できる「任意整理」の手続きをとることができます。結果としてクレジット会社を巻き込まなくても済むことがあるためです。

しかし、個人再生になる可能性もありますので債務整理をすることが決まっているにもかかわらず、あまりにも多額のカード利用があるとスムーズな手続きに悪影響を与えるかも知れません。裁判所の心象もあまりよくないでしょう。

債務整理を依頼した時点で借金を整理する」と決めたらカードを弁護士や司法書士に預けるなどしていったん利用をすべて停止するべきでしょう。

新規のカード作成は5年~10年程度は無理と考えておく

では、新しくクレジット機能のついたETCカードを作れるようになるまではどのくらいかかるのでしょうか。おおよそ5年~10年くらいの間は新規のカードを申し込んでも審査に通らないとおもってください。

もし、個人再生の手続きをとることになった場合は、「信用情報機関」と呼ばれる金融機関の共有情報機関へブラック履歴として登録されます。

掲載期間はクレジットカードの新規申請もその他の借金も難しくなります。

信用情報機関は日本に3つあります。各機関はそれぞれ登録している貸金業者から上がってくる借り入れ、返済、滞納、債務整理などのデータを保管しています。

ブラック情報については、3つの信用情報機関が「CRIN」という情報交換システムで情報を共有しています。データの保有期間は、基本的に債務整理の場合はどの信用情報機関も5年ですが、全国銀行個人信用情報センター(KSC)だけは、「官報情報は10年保有」としています。

個人再生や自己破産の際に、その手続きをした人の住所、氏名などの情報が官報という政府の機関紙に掲載されます。個人再生の場合は最長で10年間、クレジット機能付ETCカードは持てないことを覚悟するべきです。

ただし、一般の人はほとんど官報を見ることはあまりないといえます。

ただ、与信審査については各金融会社によっても不透明な部分も多くあり、ブラック情報掲載期間であっても審査に通ってしまうことがあります。

各カード会社で「決算期までに新規会員をあと○○人取らなくてはならない」などのノルマ事情を抱えていることから、ブラックであることを知りつつ、まれに通してしまうこともあります。

また、会社によって「債務整理から○年過ぎたら、その他の条件次第では通せる」のような基準があることも考えられます。

ですから絶対にETCカードが作れないと断言することはできません。

ただし、甘い審査に通るのは良いことではないので注意しましょう。

ETCパーソナルカードなら与信審査なしで作成可能

個人再生の手続き中、または手続き終了後のブラック情報の掲載期間なのでクレジット機能付のETCカードは作れない。

でも、旅行や出張などの頻度が多く、どうしてもETCカードがないと不便。このような人でも発行してもらえるカードとして「ETCパーソナルカード」があります。

これは高速道路、有料道路の通行のみに使えるクレジット機能のないETCカードと考えればよいでしょう。クレジット機能をつけないので当然、与信審査がないことになり、信用情報がブラックになっている人でも問題なく作ることができます。

ETCパーソナルカードは、高速道路6社が共同して運営しており、事前に「デポジット」と呼ばれる預託金を入れることで使用できるようになります。

具体的には、月の高速道路の平均利用月額(自己申告)を5千円単位で切り上げ、(1万円未満なら1万円)を4倍した額と、年間最高利用月額を2万円単位で切り上げた額を比較し、高い方の金額をデポジットとして入れます。利用状況によっては後からデポジット増額を要求されることもあります。この他に年会費1,234円がかかります。

Suicaなどは事前に入れたチャージで支払いをするシステムですが、デポジットは事前に入金するとはいっても,それで決済するわけではありません。料金の支払いは、前月に利用した分がその月27日に銀行口座から引き落とされることになっています。

申込書はサービスエリアのインフォメーションに備え付けてあります。必要事項を記入して、ETCパーソナルカード事務局に郵送で申し込みすると、必要事項を確認した上でデポジット振込み用紙が送られてきます。デポジットの振り込みが確認されるとETCカードが送られてきて使えるようになります。

もし、当分の間は与信審査には通りそうにないという人でも、ETCパーソナルカードがあれば高速道路を不便なく利用できますので、選択肢の一つとして考えてみるとよいでしょう。

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坂本一夫

大手証券会社⇒大手出版社勤務、その後独立し10年ほど会社経営。その後、フリーライターとなる。
自身も自己破産の経験があり、債務整理の森においては主に法律事務所の記事を担当。
現在は韓国釜山と福岡に居を構え、それぞれを行ったり来たりしながら、専業ライターとして活動中。

■略歴
1994年 都内某有名私立大学法学部卒業
 同年 日経BPマーケティング社に就職
    法人営業部営業マンとして日経BP社年間購読雑誌の法人販売を担当
2010年 任意整理手続するも失敗
2014年 自己破産手続
2015年 同社退職 
 同年 フリーランスのライターとなる

■得意分野
債務整理・金融・株式投資・不動産投資

■ご覧のみなさまへのメッセージ
債務整理の森のライターとしての目線で常に意識しているのは、債務整理を行なう人の目線です。
略歴にもありますが、私は過去に任意整理手続と自己破産手続を経験しています。
しかもそれは、任意整理手続に失敗した上で自己破産手続するという、珍しいケースです。
ですので、「あの時こうしておけば良かった」とか「ああするべきではなかった」など後悔は尽きませんが、今となっては少しでも同じような境遇の人の参考になればという思いで書いています。
特に債務整理を手掛ける弁護士や司法書士は、債務整理をビジネスにしている訳ですから、ある意味では債務整理者と利益が相反する場合もあり得ます。
そういったことも踏まえ、忖度することなく記事としてありのままに書き上げることは、私にしかできない仕事と自負しております。
私の記事が、借金問題でお悩みの方のお役に立てば幸いです。

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