債務整理の森

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給与差し押さえを個人再生で防げる?回避方法を解説

 

個人再生の手続きを開始したい債務者は多くいるようです。

借金の返済が滞ると給与の差し押さえをされることがしばしば、あります。

そこで個人再生によりこの給与の差し押さえが回避できるか?

ということを検証してみたいと思います。

給与の差押えは常識的?

債務者が返済遅滞、不能に陥るとさまざまなアクションが債権者により起こされます。

財産の差し押さえもその一つでしょう。

財産の差し押さえいってもいろいろなパターンがあります。

住宅が差し押さえられたり、または車が競売にかけられることがあるかもしれません。

いろいろなケースが考えられますが、給与の差し押さえというパターンが実に多いことに気づかされます。

住宅の差し押さえが実行されると住む場所がなくなるため・・・死活問題になります。ただ、それにかわる住む場所さえ確保できれば、その場をしのぐことができます。

債務整理で差押えを回避!

一方、給与の差し押さえは代替品が簡単にみつかりません。

給与は毎月一定の金額が振り込まれる生活の基盤となるお金です。

このお金が差し押さえられると生活に当然、影響を与えてしまいます。

できることなら差し押さえだけは避けたいものです。

というより生活に必要な給与だけは絶対に死守したいでしょう。

そこで検討したいのが個人再生です。

個人再生とは財産の差し押さえを回避しながら債務整理を実現する方法です。

ここでいう財産には給与という資産も含まれます。

差押え中断の時期にはタイムラグがある!

個人再生の手続きで給与の差し押さえが回避できるのなら・・・

とても助かりますが、注意しなければならないことが一点あります。

それは個人再生が実施される時期です。

個人再生の申立てを行えば差し押さえが開始されるのか、それともその時期がずれ込むのかでは意味が少し違います。個人再生の申込みをした時点では差し押さえが中断されることはありません。中止申立てを裁判所が了承すれば、差し押さえは中断されるものの、まだ裁判所の判断が決定されていない時点では、差し押さえは中断されていないことになります。

弁護士と相談しながら手続きを開始しよう!

さらに気を付けなければならないのは、差し押さえの中断が決定されたからといって・・・

直ぐに給与を受け取ることができないということです。

個人再生の認可が決まった後にはじめて給与を受け取ることができます。

差し押さえ中止申し立てと、実際の給与受け取りの間にはタイムラグがあることを頭に入れておきましょう。

生活に絶対必要な給与を守るためには、個人再生の認可が正式に下りるということが最低条件になります。この辺りは少し複雑な部分です。

給与はとても大切なものです。できることなら差し押さえは免れたい。

その手段としては個人再生は有効です。

ただし、手続きが煩雑なので利用する時には弁護士に相談してください。

給与という生活になくてはならないお金は、個人再生を利用することで守ることができます。差し押さえ回避の一つの手段として、個人再生は価値が発揮されるようです。

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坂本一夫

大手証券会社⇒大手出版社勤務、その後独立し10年ほど会社経営。その後、フリーライターとなる。
自身も自己破産の経験があり、債務整理の森においては主に法律事務所の記事を担当。
現在は韓国釜山と福岡に居を構え、それぞれを行ったり来たりしながら、専業ライターとして活動中。

■略歴
1994年 都内某有名私立大学法学部卒業
 同年 日経BPマーケティング社に就職
    法人営業部営業マンとして日経BP社年間購読雑誌の法人販売を担当
2010年 任意整理手続するも失敗
2014年 自己破産手続
2015年 同社退職 
 同年 フリーランスのライターとなる

■得意分野
債務整理・金融・株式投資・不動産投資

■ご覧のみなさまへのメッセージ
債務整理の森のライターとしての目線で常に意識しているのは、債務整理を行なう人の目線です。
略歴にもありますが、私は過去に任意整理手続と自己破産手続を経験しています。
しかもそれは、任意整理手続に失敗した上で自己破産手続するという、珍しいケースです。
ですので、「あの時こうしておけば良かった」とか「ああするべきではなかった」など後悔は尽きませんが、今となっては少しでも同じような境遇の人の参考になればという思いで書いています。
特に債務整理を手掛ける弁護士や司法書士は、債務整理をビジネスにしている訳ですから、ある意味では債務整理者と利益が相反する場合もあり得ます。
そういったことも踏まえ、忖度することなく記事としてありのままに書き上げることは、私にしかできない仕事と自負しております。
私の記事が、借金問題でお悩みの方のお役に立てば幸いです。

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