債務整理の森

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個人再生は親と同居でもバレずにできるか

 

シカ

ローン額が多くなってしまったから、個人再生を検討しているんだ。

親と同居している場合でも、個人再生手続きはバレずに進める事が可能かな?


ウサギ

同居している場合、生活費をどのように扱っているのかによって、家族にバレてしまうか否かが変わってくるよ

シカ

バレてしまう可能性が高いのは、どんな場合なの?


ウサギ

よし!では早速、個人再生が同居している親にバレてしまうのは、どんな場合となるのか、詳しく見ていこう

個人再生の申立ては勤務先や友人、家族など、誰にも知られずに進めたいものです。

ですが、会社には、退職金見込額証明書を作成する際に、バレてしまうようなことが多いと言われています。

職場にバレたくない場合には、退職金規定を確認し、自分で計算をするという方法もあります。

では、親と同居している場合にはどうでしょうか。

親と同居している場合にもその事実が知られることがあります。

いくつかのパターンを通して親にバレてしまうケースを考えてみたいと思います。

親と同居していると内緒で手続きを進めたい

個人再生を申立てる人はさまざまです。

夫婦2人暮らしで一方の配偶者が個人再生を申立てることもあれば、家族4人暮らしで成人の子どもが個人再生の手続きに入ることもあるでしょう。

家族構成や家族の中での自分の立場により微妙な振る舞いを余儀なくされることがあります。

家族と同居している債務者は個人再生の申立てをすることに躊躇するともいわれています。

個人再生をするということはある意味、一大決心がいります。

できれば家族に内緒で個人再生を行いたいと願う債務者は少なくないようです。

成人した子どもが親に内緒にして借金を抱え、その後、債務整理手続きを余儀なくされるケースは存在します。

もし、このようなことがバレてしまえば当然、親に怒鳴られることでしょう。

かなりの叱責を受けることは子どもが一番分かっていることです。

だからこそ親に内緒で個人再生の手続きを進めたいと考えるはずです。

しかしながら実情はそう単純ではなく、同居している親に個人再生の事実がバレてしまうケースもあるといわれています。

これにはいくつかのパターンがみえてきます。

親に知られる3つのパターン

シカ

親に個人再生をする事が絶対にバレたくないんだ。
どうしたら良いかな?


ウサギ

借入をした人が世帯主以外である場合には、隠し通すことが可能な場合もあるよ。

だけど、世帯主以外の場合には、家計収支表の作成のために家族の収入に関する書類も必要となるから、隠し通すことは難しいんだよ

申立て人が世帯主

まずは個人再生の申立て人が世帯主として一家を支えているケース。

この場合は基本的に親に内緒で手続きを進める可能性が高いといえます。

収入が自分自身だけであれば、給与明細書を準備するだけとなりますから、家族の分の収入証明が必要ないのです。

ただ、親が年金暮らしをしているような場合はその年金額を証明するものが必要になることもありますので確認が必要です。

個人再生をする場合、裁判所に出向く必要もありますが、仕事の途中に抜け出すなど対策を取ることで、家族にバレずに個人再生手続きを進める事ができる可能性が高いと言えるでしょう。

親と生活費を折半して暮らしている

続いて申立て人が親と生活費を折半して暮らしているケース。

この場合は親と子の収入で世帯が運営されているため、家計費全体にスポットがあてられてしまいます。

そのため親に秘密裏に個人再生の手続きを進めることは困難といえるでしょう。

親に生活費の大半を拠出してもらっている

最後は親に生活費の大半を拠出してもらっているケース。

この場合は親に養ってもらっていると解釈できます。

例えば、子どもが働いていて月々3、4万円程度しか家にお金を入れていないような時には、そのお金で家計がどのように運営されているかがポイントになります。

親の収入状況などの資料が必要となり、内緒で申立てを行うことはリスクを伴います。

絶対ではないですが親に個人再生の事実が知られる確率は高くなるといえます。

官報に掲載されてしまう事を心配する人も多いのですが、ほとんどの人は官報を目にする機会はありませんから、官報をきっかけに個人再生をしたことが同居の親にバレてしまう可能性は極めて低いでしょう。

親に事実を話し手続きを進めよう

シカ

確実に親にバレずに進める方法はないのかな・・・


ウサギ

個人再生だけではなく、任意整理や自己破産などの債務整理は、隠して進めるよりも、正直に話して、今後の生活をスタートさせる方が、今後の生活をスムーズに進める事ができる可能性が低くなるんだよ

このように子どもが親と同居していてもケースバイケースで個人再生の事実が知られてしまうということがわかります。

ですから安易に秘密裏に個人再生の申立てを行うのではなく、家族にその事実を正直に話して個人再生の手続きを進める方が得策かもしれません。

どうしても家族に話をする事ができない場合には、法律事務所に相談し、任意整理を検討する事で、同居中であっても、親にバレずに債務整理を進める事が可能です。
(事前に弁護士事務所に家族にバレないようにと伝え、電話連絡は携帯のみ、郵便物は自宅に郵送しないように債務者本人が手配しておくことが必要)

親が借金の連帯保証人になっている場合には、どんな対策をとっても、任意整理以外の債務整理は確実にバレてしまう事になります。

状況によっては、債権者数や、返済額、債務額によっては、個人再生を選ぶしかない場合もありますから、依頼者は、家族にバレたくないからといって、弁護士や司法書士の意見を聞かずに、無理に任意整理を推し進めるのはやめましょう。

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債務整理の森編集部

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